【白熱教室】化ける世界

GOALOOKの取り組み

日時:2024/5/11/土/16:00~17:00

場所:GOALOOK学習塾

講師:難波 孝
GOALOOK学習塾講師
出身:東京都立日比谷高等学校 卒業
所属:京都大学 大学院 理学研究科 数学数理解析専攻 二回生

人類の英知の一つ「すべてのものはごく小さな粒子の集まりである」という驚くべき世界観は、今や地動説並みの常識として知られています。

しかし普段の生活において、この見方が意識されることは滅多にないでしょう。

では日常で意識しないこの世界観の眼鏡をかけて世界を見つめなおすと、我々の目の前にどのような景色が広がっているでしょうか?

今回の白熱教室では、化学の世界観をボードゲームを通して体感する知的遊戯プログラムを行いました!!

講義構成

原子論の眼鏡をかけて世界を見ると?

まずは2チームに分かれ教室内にあるものの「元素」を調べていきます。

①対象を構成する要素に分ける

②その要素を構成する元素を調べる

例を挙げると…

人間チーム
人 > 髪の毛 > タンパク質 > 炭素 C、 水素H 、 窒素N 、 リンP 、 酸素O 、 硫黄S

環境チーム
ペットボトル>プラスチック>石油>炭素C、水素H、酸素O

いくつも書き込んでいくと「意外と似たようなものばっかりかも」というような声もあがりました。

元素神経衰弱

次に、今まとめた情報を用いながら「元素神経衰弱」をプレイしていきます!

  1. 先ほど埋めたシートをもとにカードの表に物質名、裏にその物質の元素を主要なものから三つ前後書いていきます。
  2. 書いたカードをすべてごちゃ混ぜにし物質名を表にして並べていきます。
  3. 各チーム交互に元素カードを山札から引き、その元素が含まれるだろう物質名が書かれているカードを何枚でも選択します。(ないと思えばパス)
  4. 選択したカードを裏返し、その元素が含まれていればカードゲット!
  5. 選択したカードにその元素が含まれていなければ選択したカードの枚数分ミス
  6. 山札がなくなったとき、ゲットしたカードの多いチームの勝利!また、山札がなくなるまでに3ミスしたチームはその時点で即敗北。

いざ、勝負!


「絶対石油には含まれてるよ!」

「いやここはパスした方がいい」

と大盛り上がり。

結果は、攻めにいった人間チームが山札残り二枚のところで3ミスを重ね環境チームの勝利。

白熱した戦いになりました。

原子論の証明

ここからは原子論のお話。

原子論(げんしろん、: atomism)とは、自然はそれ以上分割できない最小単位としての原子(げんし、: τὸ ἄτομον, ἡ ἄτομος、: atom)から成り立つとする理論仮説である。唯物論機械論と重なる。

wikipediaより引用

今現在我々はこの原子論を基本的に正しいこととして前提とし生活していますね。

そんなこの原子論、なんと発案は約二千五百年前まで遡ります。

古代ギリシャの哲学者「デモクリトス」がこの原子論の祖といえます。

さて、ここからが本題です。

あなたは今二千五百年も前のデモクリトスから助けを請われます。

「原子論を誰も信じてくれないんだ!21世紀から何か道具を持ってきて良いので、私の考えが正しいことを皆に伝えてくれ!!」

さて、あなたは現代から2500年前に何を持っていき、どのようにして周りの民衆を説得しますか?

これを読んでいるあなたも考えてみてください。

「今の教科書を持っていったら?」

「でもその知識の前提が向こうはない訳だから理解できないかも…」

「電子顕微鏡は?」

「それが原子だって説明はどうするの?」

参加者が一体となって案を出し合いますが、なかなかこれだ!という答えは見つかりません。

なんで正しいかなんて私たちが分かってないから証明しようがない。というような声も上がりました。

実は今回のテーマではそれが一つの狙いです。

私たちが信じているような「科学」もいわば宗教の一つである、と言えはしないでしょうか。

いわば今の私たちは科学という一つの眼鏡を通して世界を視ている訳です。

どんな眼鏡をかけるかによって景色は大きく変わります。

そして当然、絶対的に正しいと言い切れるような眼鏡はこの世に存在しません

科学も、我々人類が今まで積み上げてきた知識や経験から導いた、多くの物事を説明しやすいもっともらしい説、というだけだと考えることも出来るわけです。

なんとなく当たり前のものとして信じている科学について、実は自分たちはあまり知っておらず、いつの間にか信じている、ということについて気付いてもらうことが今回のこの思考実験のテーマの一つでした。

(難しい話ですが、私だったらやはり電子顕微鏡ですかね。見た目的に全然違うものとかが同じようなものから作られているということを視覚的に感じられたら、少しは当たり前となっている考え方を揺さぶれるかと。とはいえ、電子顕微鏡がどう動いて何故見えるのかも、それが何なのかも問われたら何とも返せませんね、やはり難しい話です。)

まとめ

以前にも取り上げたテーマではありますが、また別の角度から「あたりまえ」を疑ってみるきっかけの提供が出来たのではないでしょうか。

ゲームなどもプレイしながら白熱する世界でここだけの授業となりましたね。

難波先生ありがとうございました!

以前の白熱教室はこちらから。

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