“起業”と”人生”を考える

活動記録

日時:2023/11/10/金/13:00~17:00
場所:Bar katharsis (京大生起業家が運営するバー兼イベントスペース)
参考情報:https://shuju-kyoto.com/real-estate/interview_katharsis/

講師:庄司 洪大(Shoji Kota)
GOALOOK学習塾講師
出身:千葉県南房総市立和田中学校、私立志学館高等部
卒業:京都大学 工学部地球工学科 卒業
所属:京都大学 教育学研究科 休学中

「起業」は自分とは関係ない、といつの間にか思い込んでいませんか?

なんとなくのイメージだけで選択肢から外してしまうのはもったいないことです。

今回の白熱教室では、安房高校の生徒の皆さんを交え、
まずは起業について知る。そして改めて自分の人生に絡めて考えてみる
ということを経験してもらいました!

※最初に念のため断っておきますが、今回の講義は起業を勧めている訳ではありません。
あくまでまずは「知る」。そうして選択肢の中に入れたうえで自分自身で考えてもらうということを 目的としています。

講義構成

起業への”解像度”を上げる

起業とは?

そもそもですが、起業って何なのでしょうか?会社を作ること?

一般的に「起業」という言葉は「新しく事業を立ち上げること」とされています。

さらに言い換え、今回の講義では起業を

起業=新たな商品・サービスを創ること

とします。

  

ここからもう少し具体的に考えてみましょう。

では、新しい商品・サービスはどうやって生まれるのでしょうか?

ここで投げかけとそれに対する誘導。

私たちが普段使う商品やサービスは
課題(不満、不快、不明、不便)から生まれる

といえるでしょう。

つまり、新しい商品・サービスを作る「起業」時には人々の課題に着目して考えると良いということです。

とはいえひとえに課題と言っても様々。日々の中の課題をそのまま安直に解決しようとしても難しいですし、だれでも思いつくようなものは既に存在しているはずです。

ただやみくもに考えるのではなく、課題への解像度を高めないと良いソリューションは生まれません。

課題への解像度up

今回の講義では「誰の」「どんな」課題かに着目して考えていきます。

 

まずは「誰の」への解像度を上げるために、「ペルソナ設定」というものを用いて考えます。

ペルソナとは、自分たちの商品・サービスを使う典型的なユーザーのイメージのこと、または自分たちが助ける最初の一人目とも表現できますね。

このペルソナ設定のメリットとして

  • グループ内での利用者イメージの共有のため
  • ソリューションが先行しないようにするため
  • 商品・サービスの機能や施策を尖らせやすくするため

などが挙げられます。

イメージを共有できるように、なるべく具体的にペルソナを作ることが大切です。

ペルソナをグループごとに作るワーク時の様子

実際に作ったペルソナ例を簡単に紹介。

項目詳細項目詳細
名前佐藤 杏奈家族構成夫(46)正雄:市職員
息子(16)俊一:強豪野球所属
属性38歳・女性居住地大阪
職業専業主婦
夫:大阪市職員
習慣毎朝息子と父親のお弁当を作る。
昼は家事に取り組んだ後録画した
テレビドラマを視聴。
収入700万円その他関東出身

作り上げていくと、

「杏奈はママ友がいないから情報が入ってこないんだよ」

「杏奈は朝が弱い。野球部の俊一のお弁当は量が多いから朝作るのが辛そう」

「お弁当は夜ご飯の残りが多くなりがちで、息子は揚げ物が多いなとひそかに思っている」

などなど、ペルソナに対するイメージが湧き実際に存在するかのように話が膨らんでいきました。

 

次に「どんな」の解像度を上げていきます。

「どんな」を考えるときには「広さ」と「深さ」の二つの要素から深ぼることが大切です。

ここまでも聞いてみればなんとなくイメージが膨らみ出来そうな気がしてきますね。

でも実際にいざ新しい商品・サービスを作り出そうとすると、また新たな壁にぶつかります。

実際に事業プランを考えてきてもらった生徒に何が難しかったか尋ねると、

「そんな新しいアイデアなんか出てこない!」
「考えたようなことはもうあれもこれもやりつくされている!」

などの意見が多く見受けられました。

では、0から1を作りだすアイデア力がないと起業はできないのでしょうか?

 

アイデアの掛け算

アイデア力がないから私には起業は無理だな、と思うのは少し早計です。

そう思っている人も、実は単に考え方や作り方を知らないだけかもしれません。

ここで知っておいて欲しいことは

新しいアイデアも既存のアイデアの掛け合わせであることが多い

ということです。

いくつか簡略化して例を挙げてみると

焼き肉ライク = 一人○○ × 焼肉
 メルカリ  = フリマ × アプリ

などがありますね。

身近なサービスも分解してみるとこのアイデアの掛け合わせに該当するものも多いのではないでしょうか?

実際に生徒からも「スタサプも 塾×サブスク×アプリ と言えるかも!」などと色んな意見が出てきました。

ソリューション

これまでの考えに基づいて、新しい商品・サービスを考えてみます。

ステップ1:代替手段を出来るだけ洗い出す

契約書のレビュー(チェック)が面倒という困りごとの場合
⇒頑張って自分でチェックする / アルバイトに代わりにやってもらう などなど…


ステップ2:色々な視点から掛け算を行う

・オンライン×アルバイトに代わりにやってもらう
・AI×アルバイトに代わりにやってもらう
・VR×アルバイトに代わりにやってもらう  などなど…

実際に出たアイデアには

既存レシピサイト × オンラインショップ × 配送サービス
 

気に入ったレシピの材料をアプリ上で購入でき、配送してくれるサービス

などなど、アイデアの掛け合わせによる新しいサービスがたくさん出てきました!

起業と人生について

起業という人生の選択肢

ここまでで起業そのものについての解像度を上げてもらいました。
企業に対する理解が深まったところで、一度自分の人生に絡めつつ質問です。


「あなたは将来、企業に挑戦したいですか?」


この質問に対し、「起業」との距離が近づいてきたことでこの段階では

「出来そうな気がしてきた」
「やってみたい」
「自分のやりたいことが出来て楽しそう」

というような肯定的寄りな意見も見られました。

「起業家」と聞いてやはり「お金持ちそう」「成功者」など華やかな印象を持つ人も多いのではないでしょうか。

しかしそんなイメージとは裏腹に、起業家は精神疾患になるリスクが高いというデータがあるんです。

なぜ精神疾患になるリスクが高いのでしょうか?ここでも深堀して考えてみます。起業家と一般の人との差異はどのようなものなのでしょうか?

 

普段の仕事内容は?

必要とされるマインドは?

社会的立場は?

背負う責任は?

忙しさや収入は?

考える必要のあるリスクは?

 

以上を踏まえてもう一度。

あなたは将来、起業に挑戦したいですか?

「私は責任を負うのが怖いからできないかも」
「さっきまで少し出来そうな気がしていたけど精神的に強くないから病んじゃうかもな…」

と起業に対して後ろ向きな生徒。

「責任が大きいのはやりがいがあるし、挑戦してみたい」
「お金とかを考慮に入れたら選択肢としてはあり」

と肯定的に捉える生徒も。

当然正解不正解はありません。まずは知ること、そして考えてみることが自分の人生を歩む上での第一歩となるはずです。

まとめ

学びによって知らない世界への視野を広げる。そして人生の選択肢を増やすきっかけの提供、という白熱教室ならではの授業になりました!

最初はどこか遠くに感じていた「起業」がとりうる選択肢の一つとして考えられるようになったのではないでしょうか。安房高校の皆さんにとっても将来について改めて考える良い機会になったと思います。

庄司先生ありがとうございました。

「知る」ことによる興味関心の開発、選択肢を増やすことを目的としている「白熱教室」の以前の回はこちらから。

白熱教室 | GOALOOK学習塾のブログ

 

次回の白熱教室は1/20「”あたりまえ”について考える」を開催予定です。ぜひご参加ください!!

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